9つで考える習慣をビジュアルなシートに展開する際に3行3列のマトリックス表を使用していますが、その発想は魔方陣にあります。
そして、魔方陣のルーツは中国4千年の昔の「洛書の図」です。これは亀の甲羅に描かれた1から9つの数を表した図柄で、横にたしても縦にたしても斜めにたしても同じ15になるように3行3列に配列されたものです。当時は「魔法を解く方程式」であったと思われますが、現在の行列数学=マトリックスのルーツです。
中国には麻雀や囲碁のゲームが古くからありますが、それらも1から9の数字に関連しています。
曼荼羅(特に九会曼荼羅)はインドで生まれている訳ですが、私は中国の洛書図からの影響も強くあったのではないかと想像しています。
また2千年前にイスラムで生まれたという「エニアグラム」(九つの図という意味を持つ)もルーツは洛書図にあると考えて良いと思われます。
最近ではそのエニアグラムを人間の持つ9つの性格と関係づける心理学もあるようです。
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