第5章 構 造
5-1.Whatから四方八方へ
◇これは『マンダリックス』の構造をイメージしています。曼荼羅では大日如来がオールマイティーを意味して中央にある様に、この『マンダリックス』では、Whatが疑問詞の代表ですから、Whatを中心(2行2列目)に位置させています。
what time =When, what
place =Where
what reason =Why, what
person =Who
what way =How, what
thing =Which
of what person =Whose,
for what person =Whom
以上のごとくWhatが根源にあり、そこから全ての疑問詞が派生したと考えられます。
◇中央のWhatから四方八方に疑問詞を派生・展開させて行くことで、そのテーマに関するあらゆる「?」が浮かび上がります。そして、全ての「?」に答えようとすることで、テーマの全体像が把握できるのです。その意味で『マンダリックス』は「発想回路」あるいは「システム化された新しい思考法」と言えるのです。
◇『マンダリックス』は疑問詞の各々のボックスをメモで埋めて行くことで、思考の道具として使います。その時の活用のポイントは、ボックスには必ず埋まるべき答えがあるという確信の元に、半ば強制的に思考を巡らして行くことです。しかもイメージするだけではなく、手で書き出すことが大切で、それにより意識下にある潜在的なものまで浮かび上がってきます。それがこのツールの特徴です。
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