3-3.武道・仏教・経営

◇武道には「心・技・体」すなわち「心磨技練体斉」という教えがあります。簡単にいえば精神を磨き、技術を訓練し、身体を鍛えなさいということです。

◇「心技体」の教えでは、ただ単に精神力だけではダメ、技術力だけでもダメ、もちろん体力だけでもダメ、これらの三つの力がバランス良く整って初めて目的を達成できるものだと教えています。

◇仏教の教えに「三密」(身密・口密・意密)というのがあります。身口意(しんくい)の三つの道筋から悟りを開こうとするもので、これも「ヒトの基本機能の三区分」から導き出されたものです。

◇座禅を組んだり時には苦行を行い(=身密)、口で念仏を唱えて(=口密)、ひたすら信心を持つ(=意密)のです。まさに、これらは鎌倉仏教の成立過程で、得意とするどれか一つの密を強調することによって悟りを開こうとして、各宗派に分かれて行ったことに通じています。( 身密=禅宗、口密=日蓮宗、意密=浄土真宗)

◇現在の学校教育においても、知育・徳育・体育が三位一体となるように考慮されていますが、要するにこれも武道や仏教の教えを基本にしていると言えましょう。
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