小学校の算数のテストで一年生から二年生に上がる頃、急に成績が悪くなることが有るそうです。なぜかというと、 それまでの数字のみの計算問題に文章問題が加わるからだそうです。それまで単純計算には強かったのに、文章そのものを理解する読解力(国語力) の不足で点数が取れない訳です。では、それを突破する良い方法はないのでしょうか?

 私の50年前の記憶をたどると、文章題が出てきた時に小学校の先生は図解をしてくれました。文章の中の数字を使って直接計算式を立てるのではなく、 先ずはイラストや矢印を使った絵を描き、その中に数字を入れて説明し、全体像が見えてきたところで、計算式を導いたのです。

 これはどういうことかと言いますと、ステップT:先ず文章を左脳で読み ステップU:次に右脳に持って行き図解し ステップV:最後に左脳に戻って計算式を出して答えを出すという T・U・Vのスリー・ステップを踏んでいることになります。左脳のみで処理しようとしないで、右脳の協力を得ているのです。左右の脳を同時に働かせると脳が 活性化するからです。それを左脳のみで処理しようとすると国語力に足を引っ張られて成績が悪くなる人が多くなってしまう訳です。

 テストのスピードが要求される従って、このスリー・ステップを踏まずに左脳のみのワン・ステップで計算することの方が手っ取り早くて良いとされてしまい、 結果的に計算のテクニックばかりを覚え込もうとする傾向になっているのではないでしょうか。

 基本に戻り、上記のような「スリー・ステップ」をしっかり踏ませる方法が良いのです。また、脳の活性化は創造性を豊かにすることに繋がるということは間違いないので、 私たちも算数の文章問題は先ず図解することから解き明かす習慣をつけたいものです。さらに、一般的に問題や課題が与えられたならば、その問題解決の糸口を探るには先ず図解するという習慣を付けることが大切です。

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