1)「鎌倉ノート」(古くは余白ノートと呼んでいました)

 新しい「鎌倉ノート」は日本の余白文化の特徴が活かされたものの一つです。すべてをきっちりと埋め尽くさないで、時間的、空間的、意味的な余白を残して、その余白を見る人、聞く人、読む人などに想像させるのです。そのために人々は余白を自分で埋めようと努力するのです。イメージを膨らませる訳です。この場合の想像は創造にもつながります。

 右側の文章(問題文、説明文、日記、小説、論説等々)に対応したイメージを浮かべさせて、余白のある左ページにイメージ(絵図)を描くことでそれを埋めるのです。文章は言語ですから、例えば日本語で書かれていたら、それを読めない外国人にとっては理解できないでしょうが、左側の余白ページに絵図が描かれていれば多少は分かるというものです。

2)9つの余白「8W1H」を埋める作業

 イメージを想像することは創造することにもつながるといいました。もちろん個々のイメージを描くことも大切ですが、全体像を描くことが創造にはもっと重要になります。思考道では「いつ、どこで、だれが、なにを、どのように、なぜ、どっちを選んで、誰を味方につけて、誰に対して」という9つの問いを自らに発して、それに答えていく作業を習慣にするのですが、余白である以上、そこには答えがあると確信してあきらめないで挑戦することが大切です。

 粘り強く余白を埋めようとすると、潜在能力が働いて最適な答えが出てくるものです。 多少の訓練は必要ですが、一度でも理解して、納得できれば、それこそカルチャーショックを受けたようにして、誰でも利用して様々な展開が可能になるでしょう。

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