昔話やゲームソフト・企画書などストーリー性を持つものは9つの要素から構成されていることが判明しました。 さらに、「どっち、だれを味方につけて、だれを対象にするか」 (which、whose、whom)は人(および法人や擬人化したもの)だけではなく商品・システム・制度や考え方などの物事一般に拡大すると、より豊かな発想に結び着くでしょう。

 身近な例では、新しい携帯電話(ケータイ)をお客様に勧めるときに、今使用している古いタイプのケータイと比較して(なにを対象にするのか)、 新しい方(どっち)の利便性を説明し、納得してもらわなければ買ってもらえません。また、信頼できるメーカーと安心したサービスが得られるお店を通じて(味方につけて) お客様は買うことになるでしょう。

 『わたしは、この春、近くのドコモショップで、新しいケータイを買いました。なぜなら、友人が持っているようなカメラつきケータイを欲しいと思ったからです』 これには慣れ親しんだ5W1Hが含まれていますが、さらに分解すると、古いケータイではなく (whom)、カメラつきのケータイを選んで(which)、ドコモショップで (whose)というように実は「何と比べて、誰を味方につけて、どっちを選択するか」 (whom、whose、which)も含まれていたのです。あまり意識をしていないのに、実は8W1Hを考えていたことが分かります。

 これからは疑問詞文のオールキャストすなわち9つの What文で自らに問い、考える習慣を意識して身に付けましょう。そうすれば、あるテーマの全体像が現われて、本質も見えてくるはずです。

 5W1Hからの解放が「創造型教育」への第一歩であると考えます。「自ら考える力」を付けるには、多くの知識や情報を得ることも大切ですが、 思考する筋を身に付けておくことが基本になります。そのために「思考道のススメ」を役立たせて欲しいと願っています。
 次へ(2-3ゼロの発見物語1)