「思考道」シートの横軸に採っているウォント・プラン・アクションの行動様式の考え方は武道で言うならば「心・技・体」で、教育関係では「徳育・知育・体育」に相当します。更にジャンルを超えて三拍子の共通性を見て行きましょう。すると経営では理念・理論・実践となり、軍事関係では戦略・戦術・戦闘に相当するといえます。

 また脳科学においても、行動(反射的生理反応)から始まって、感情・思考領域へ広がってきた脳の進化過程を見るにつけ、人間の行動様式がウォント(感情)・プラン(思考)・アクション(行動)となる背景も納得できます。

 更に、仕事の進め方のPlan/Do/Seeも、スタートを何処にするかの違いはありますがWant/Plan/Actionに関係しています。アリストテレスが説得術での三つの要素とその順番について述べているごとく、説得する場合にはエトス・パトス・ロゴスの順序が肝要になるのでしょう。
 
 日本の文化や伝統を理解するためには情緒や形/道が大切です。一見、論理的に正しいように見えても感性や情緒の方が納得しないというケースも大いにありうるのです。その点については数学者の岡潔や藤原正彦が詳しく書いていました。後者は武士道を強調していますが、形については和歌や俳句、歌舞伎、道については茶道、華道、柔道、書道などがある訳です。それに「思考道」も加えて良いでしょう。
 
 さて、基本図形の○△□のイメージが、それぞれのカテゴリーに対応している事実には大変興味が持たれます。図形の象徴(カタチ)は○=自然、△=理屈、□=人工です

 ところでワルツは三拍子で踊るのが普通です。ただし、スタートがいつも○からだとは限りません。時と場合によっては△か□からスタートさせる方が良いケースも有るので柔軟に対応してください。
日本語+英語版シート:「人間活動の可視化」pdfはこちら
 
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