アラビア数字またはアラビア記数法の起源はインドにあります。したがって、現在われわれが数学で使用しているのはインド数字という方が正しいのです。
◇ギリシャやローマでは幾何学は発達しましたが、代数は未発達でした。その原因は分り難い記数法にありました。ゼロ記号とインド記数法がアラビアを通じて西洋に伝播した後で、代数学は急速に発達し出すというのが歴史的事実です。

◇例えば、
123,456,789を三段重ね表示で示したら左上図になります。千,百万の3桁ごとに上に重ねますので西洋方式と言えましょう。
左下図は万、億,兆の単位で4桁ごとに四段重ねしたものですが、こちらの方が東洋の日本人には読みやすいですし、大きな数まで見れます。
1234,5678,0123,4567
◇西洋方式の三段重ね表示は越村信三郎先生から教えていただいた方式です。大きな数をマトリックスの一つ一つの小さなマスの中にコンパクトに表示するための工夫です。従来の直線的な表示を多次元に変えただけですが大変便利です。私はこれらを「
多次元記数法」と名付けたいと思います

◇インド記数法は位(くらい)を
場所(位置関係)で表示して成功を収めました。何もないくらいには空位としてのゼロ“0”を置きそれ以外は1から9を使うだけで表記が可能なため、複雑な計算も可能にしたのです。やがて0と1だけの二進法及びマトリックス(行列)数学のおかげでコンピュータは超複雑な計算もこなしてくれるようになりました。

◇どんな数字をそこの位(場所)に持ってくるか? 何をそのボックスに入れるかによって、全体の関係の中で重要な意味が成立するのです。
◇位置関係により意味が決まるという点では、例えば「マンダリックス」においてもそうですし、「マトリックス会計」においても同様です。私はインド記数法の導入により代数学が以降急速に発展したのと同様に、それらから何かがうまれ出る予感がしています。

◇なお「ひふみ方陣表」または「自然数方陣表」の存在をT・佐藤氏から教えて頂きましたので、3行3列と4行4列の例で、今回それを表現して観る事にいたしました。(2006.1.7)

◇脳の情報処理の特性の一つ
階層的に位置づけしやすい情報ほど優先的に選択される